カレーパン先生の ブログ
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山陽アマ名人戦⑨
2016.05/29 (Sun)

(再掲4図)
再掲4図からは、△7五角▲5八飛△5二飛▲7六歩△8四角▲8八角△5四金▲同銀△同飛▲5五銀(5図)と進んだ。

(5図)
5図からの△5七銀が、疑問の一着となった。
以下、▲5四銀と強く飛車交換に出られ、△5八銀不成▲同金右△5四銀▲4一飛△5七歩と進むが、手順中の▲5八同金右の感触が非常に良い。
先手O田氏も、ここの折衝で指しやすくなったと感じた模様。
△5七銀のところでは、打つなら△5七歩の方が普通で、▲3八(2八もある?)飛に後手も飛車を5二(5一もある?)に逃げるくらいが相場だったか。

(6図)
6図。△5七歩は嫌みな手だが、一回▲4四角が詰めろで入り、これは大きな一手。
懸案のカベ形も解消する絶好手であり、▲4四角は必ず指すだろうと思ったが…。
本譜は単に▲6八金寄だった。
あれ?おかいしな。
すかさず切り札の△6六歩が飛んできた。
対して、丁寧に▲6六同歩…か。
でも、やはりおかしい。▲4四角を防がれてしまったぞ…。
局後、6図ではやはり▲4四角を出てしまった方が簡明だったとの感想戦。
対局中は、O田氏に何か錯覚でもあったのか。
あるいは、形勢好転で「油断」とまでは言わないが、少しホッとして一瞬気持ちが緩んだのか…。(続く)
