カレーパン先生の ブログ
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アマ名人戦岡山県大会②
2016.08/05 (Fri)
準決勝=代表決定戦となった一局を紹介してみる。昨年と同じ顔合わせ、昨年同様私が記録を取らせていただいた。
昨年は、ダルマ先生意表の四間飛車穴熊採用であったが、今年は相矢倉戦となった。
お、▲3七桂~▲2九飛と引く形は、昔からダルマ先生が得意にしていたような気がする。
古風な将棋にして、自分の土俵で戦おうというねらいか。
(1図)
1図から、▲5七銀△8四銀▲4六銀△8五銀と進んだ。
お互いに銀を繰り出し、先手は中央を、後手は端をねらっての動き。
王道を行く先手の攻めに、後手は本格的な攻めの布陣を敷くには手数がかかり、間に合いそうもないので、臨機の対応、端攻めを見せてバランスを取ろうとした印象。
局面はやや先手持ちか。
(2図)
先手が一瞬銀得ながら、玉形は不安定となった。
ただ、ダルマ先生は受けの達人であり、こういう展開は大好物のはずである。
2図から、△8五桂ではそのあとの攻め筋に乏しいとみて、本譜は△8四歩。
これは、本筋の一手と感じた。
以下▲9四歩△9二歩▲8八玉△8五歩▲同歩△同桂▲8六歩△7七桂成▲同金寄…という展開。
▲9四歩△9二歩の交換が入ったのは大きく、このあたりは先手見事な指し廻しと思った。(続く)
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